2025年10月21日、21時26分。天秤座の28度で新月を迎えます。
天球を一周360度とすると、一つの星座はその12分の1、つまり30度を受け持ちます。
28度というのは、その星座がまさに終わろうとしているタイミング。今回の新月は、天秤座という一つの物語が幕を下ろす、その最後の場面で起こるわけです。
占星術の世界では、新月というのは「新たなスタートを切るタイミング」だとされています。
願い事をするなら新月に、そしてそれが実っていくのを感謝するのが満月に、というサイクルで語られることが多いのですが、大事なのは「何が始まるのか」という中身の方です。
それは、新月がどの星座のどの場所で起こるかによって変わってきます。
今回、非常に特徴的なのは、天体図の配置です。
胡散臭かった話が真実として定着していく流れ
リリスの働きー世の中の闇が暴き出される
まず火星と水星、そしてリリス。この3つがほぼ同じ場所に集まっています。
水星は情報とコミュニケーションを司る星です。そこに火星、つまり猪突猛進で突き進むエネルギーが重なっている。
これはつまり「世の中に対して情報を出したい」という力が働いているということです。
ここでポイントになるのがリリスです。
あすとろサイコロを以前からご覧いただいている方であればご存知かと思いますが、リリスというのは「世の中に隠されてきた闇」を象徴する天体です。
そのリリスが今、蠍座にいる。
蠍座というのは、目を背けられてきたものを暴き出す星座です。
つまり今まで隠されてきた闇が、表に出ていきたいというエネルギーが働いているということになります。
普段からテレビや新聞以外の経路で情報を集めている方であれば、色々な世の中の闇が、日本中で、あるいは世界中で、次々と明るみに出てきているというのはもうご承知の通りだと思います。
ここですべてを列挙するまでもありませんが、統一教会の話も、児童人身売買の話も、ワクチンの話も、「何を言っているんだ、陰謀論か」と切り捨てられてきたことが、少しずつ姿を現し始めている。
そういう、今まで隠されてきたものが一気に噴き出したいという力が、今働いているのです。
木星と土星の働きー真実が定着していく流れ
そして、その水星・火星・リリスの組み合わせと、木星、土星がすべて120度の角度で結ばれています。
これは「トライン」と呼ばれる調和的な角度で、関わる星のエネルギーが手を取り合って働くことを意味します。
木星は拡大と発展のエネルギーです。
今まで「隠されてきた闇」というのは、「何を胡散臭いことを」「頭がおかしくなったんじゃないか」という扱いを受けることが非常に多かった。
でも、拡大と発展の象徴である木星が調和的な角度に入っているということは、もう隠しきれずに広がっていくということだと思います。
さらにそこに、制限と保持を司る土星が調和的な角度で加わっています。
土星のエネルギーは、物事を地に足のついたものにし、現実として定着させていく力です。
これが調和的に働くということは、暴かれた闇がただ拡散して霧散するのではなく、人々の間にしっかりと定着していくということです。
これまでは「そんな胡散臭い話、聞いてられへんわ」と際物扱いされてきたことが、「本当のことってこうだったのか」という形で、少しずつ社会の共通認識になっていく。
テレビやニュースで取り上げられない情報に対して強い嫌悪感を示してきたような層にまで、隠されてきた話が定着していく。
そういう流れが起こるのではないかと考えています。
破壊と再生ー理想的な方向への変化
もう一つ興味深いのが、破壊と再生を司る冥王星と、突然の変化をもたらす天王星も、調和的な角度にあるということです。
今年10月14日に起こった破壊は、この流れの中で確かに起こっているものです。
ただ、天王星がいる水瓶座は理想を追求する性質を持つ星座ですので、この破壊と再生はいい方向に働く。
最終的には、多くの人にとって良い形の破壊と再生になっていく。そうあすとろサイコロでは見ています。
これから訪れる混乱期をどう乗り越えるのか?
冥王星順行がもたらす相場の変化と世界の転換点
世の中では今年ずっと続いてきた流れとして、今まで隠されてきたことが明るみに出て、「ほんまにそうやったんや」ということが、だんだんと受け入れられてきています。
10月14日、冥王星が順行に入り、相場がひっくり返るのではないかと言われる一方で、日経平均はもうすぐ5万円という話も出てくる。
言っていることがまるで噛み合っていない、相場感がどうにもおかしくなってきている感覚があります。そろそろ本当に最終局面に入っているのではないかと思います。
半分はこれを星の動きから見た予測として申し上げていますが、半分は正直、相場に乗り遅れた者の負け惜しみです(笑)。
ただ、この動きが水瓶座で起こっているという点は見逃せません。
水瓶座というのは理想の社会を追求する星座です。ですから、この突然の変化というのは、結果的にはより良い方向に世の中を運んでいくのではないかと考えています。
これから、「そんなことがあったのか」というような形で、今まで隠されていた情報が次々と出てくると、当然のことながら世の中は混乱していきます。
冥王星の順行によって相場が実際に崩れれば、それも世の中の混乱に拍車をかけるでしょう。
けれども、その混乱は、これから良い方向に向かい、もっとみんなが自分らしさを発揮できる平等な世の中になっていくための、いわば過渡期だと考えています。
そこに辿り着くためには、今までの世界がどういうものだったのかを一度知り、その世界を一度壊すしかない。
そういう時期を、私たちは今生きているのではないでしょうか。
天秤座新月が示すバランスの重要性
それを受けて、今回の新月がどうなっているのか。
先ほど申し上げた通り、今回は天秤座の28度で新月が起こります。
天秤座というのは調和のエネルギーを司る星座で、バランスを取っていくということがテーマになります。
面白いのは、この新月が先ほどの冥王星と、緊張の角度である90度、いわゆるスクエアの位置関係にあることです。
そして拡大と発展の木星も、新月とスクエアの配置になっています。
これは何を意味しているのか。
世の中全体としては、流れるべき情報が流れ、人々が「本当はこうだったのか」ということを知り、今できあがっている世界が新しい世界に向かって壊れていく。
長い目で見れば、これは非常に良い方向に向かっていく流れです。
しかし、それに個人が対応できるのかと言われれば、破壊と再生が起こる瞬間には、当然混乱が生じます。自分の見ていた世界そのものが壊れるわけですから。
だからこそ、新月は冥王星に対して緊張の角度を保っているのだと思います。
拡大と発展を司る木星についても同じです。
これから起こるであろう世の中の混乱を前にして、自分がこのままの調子で拡大を続けることに対して不調和が生じ、ブレーキがかかっていく。
「思ったように物事が進まないな」というエネルギーが働いていくように見えるのです。
では、それをどう乗り越えていくのか。
ここで天秤座のテーマである「バランスを取る」ということが重要になってきます。
前の乙女座新月ともつながる部分があるかもしれませんが、極端に偏らず、中道を歩んでいくということが、これから大切になってくると思います。
分断を超えて中道を歩む重要性
これから世の中が混乱していく中では、対立構造が色々な形で表面化してきます。コロナ禍がまさにそうでした。
ワクチンを打つのか打たないのか、コロナを信じるのか信じないのか、マスクをするのかしないのか。
それによって世の中は真っ二つに分断され、どちらが正しいかという論争が起き、片方が片方をやっつけるということが起こりました。
しかし、本当の解決というのはそこにはありません。
バランスを取ってお互いが歩み寄っていく。解決策というのは、常に対立の一歩上にあるものです。
分断というのは、それ自体が解決にはなりません。相手を打ち負かしても、負かされた側には恨みしか残らないからです。
だからこそ、いわゆる「ワンネス」という言葉で語られることもある、違いを超えた共通点を見出していくという発想が求められます。
自分自身の中で言えば、外側の世界の混乱と、自分の心とのバランスを取っていくということが、これから非常に大切になってくると思います。
権力の監視と分断の間で保つべきバランス
世論の混乱に任せてニュースやテレビを見て一喜一憂するのも良くありませんし、かといってそれらを完全に無視して「ニュースを見ると波動が下がるから一切見ません」というのも、それはそれで健全ではありません。
なぜなら、これまで私たちが見て見ぬふりをしてきたからこそ、統一教会の問題も、不透明な献金の問題も、児童人身売買の問題も、起こり続けてきたという側面があるからです。
だからこそ、私たちは権力を持つ人たちを監視するという役割を、しっかりと担っていく必要があります。
ほったらかしにして見て見ぬふりをしてきたからこそ、そういうことが起こってしまった面があるわけです。
一方で、政治の分断、「◯◯党」と「△△党」の争いにそのまま加担して、「どちらが正しいか」という話に終始してしまうのもよろしくない。
世の中というのは本来、みんながもっと幸せに、日々の暮らしにそこまで苦労をしなくていいはずのものだと思うのです。
おそらくほとんどの人は、そういう世界を目指したいと思っているはずです。
だからこそ、それを妨げる力に対しては監視の目を持ち続けながらも、違いを乗り越えて横につながっていく。
権力に対抗していくためには、そのバランス感覚をしっかりと養っていくことが必要です。
そういう学びの局面が、今回の新月をきっかけに始まっていくのではないかと思います。
まとめ
今回の天秤座新月は、これから訪れる世界的な混乱期において、どのようにバランスを保ちながら生きていくかを問いかけています。
冥王星の順行による破壊と再生のエネルギーは、長期的には理想的な社会への転換をもたらしますが、その過程では混乱が避けられません。
そんな時代だからこそ、天秤座の調和のエネルギーを活かして、極端に偏ることなく中道を歩むことが大切だと思います。
コロナ禍で経験したような分断に陥らず、違いを超えた共通点を見出し、横のつながりを大切にしていく。
権力への監視という役割を果たしながらも、対立構造に飲み込まれないバランス感覚を養っていくこと。
そんな学びの期間に入っていくのではないでしょうか。
今回のポイント:
- 冥王星順行により今まで隠されていた真実が明るみに出る時期
- 水瓶座のエネルギーによって理想的な社会への転換が起こる
- 天秤座新月は調和とバランスのエネルギーを示している
- 冥王星と木星が新月とスクエア(緊張の角度)を形成している
- これから起こる混乱期に対して個人は対応を迫られる
- 分断を生むオールorオールの思考ではなく中道を歩むことが重要
- 外側の世界と自分の心とのバランスを保つことが大切
- 権力への監視と分断への加担のバランスを取る必要がある
- 違いを超えた共通点を見出し横のつながりを作ることが求められる
- 理想的な社会を目指すための過渡期として混乱を受け止める
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