今日は「自信」について、考えてみたいと思います。
「自信」というのは不思議な言葉です。持っている人はあって当たり前のような顔をしているし、持っていない人は、どうやったら手に入るのか見当もつかない。
しかもやっかいなことに、これは知識として頭で理解しても、なかなか実感として腹に落ちてくれないものです。
ぼくは昔から自信がない方で、そんな自分がどうやって自信を持てるようになるのか、ずっと悩み、研究してきました。
特にアラフォーで人生転落してからは「いつか自然と自信がついてくるだろう」という悠長なことも言っていられなくなりました。
キャリアや肩書きといった、これまで自分を支えてくれていたものが揺らぎ始めると、根っこのところにある自信のなさが、じわじわと表に出てきたのです。
今回は、そこから人生再構築する中で出会った一つの答えを、シェアさせていただきたいと思います。
自分との約束を守る
キャロライン・メイス女史の『7つのチャクラ』との出会い
ぼくの大好きな人に、キャロライン・メイス女史という、アメリカの直感医療、ちょっと霊的な感覚をお持ちの女性がいらっしゃいます。
その方が書いた『7つのチャクラ』という本は、ぼくにとってバイブルの一つです。
この本は英語の原書を日本語に訳したものです。
通常、英語から日本語に翻訳すると、英語特有の無機質感が残ってしまうことが多いものですが、この『7つのチャクラ』はそういうことがなく、翻訳者の方が本当に素晴らしかったのだと思います。
キャロライン・メイスさんの熱い温度感、心の琴線に触れるような感覚を、そのまま日本語で表現してくれているのです。
英語の本のはずなのに、日本語の訳で読んでもめちゃくちゃ心にしみる。あんな翻訳になかなか出会えないというくらい、素晴らしい本です。
こういう本こそちゃんと売れてほしいなと思うのですが、ブックオフで100円で見つけた時の悲しさといったらありませんでした。
第3チャクラと自信の関係性
チャクラというのは、エネルギーの通り道と言われています。
スピリチュアルな世界の話で怪しく思われるかもしれませんが、科学的にもだんだん証明されてきていることとして、「すべてのものはエネルギーでできている」という考え方があります。
物質も出来事もすべてエネルギーでできていて、人間ももちろんそうです。
そのエネルギーの通り道が体の下から順番に7つあるとされていて、これをちゃんと回転させるようにすると、エネルギーの流れが良くなると言われています。
下から第1チャクラ、第2チャクラ、第3チャクラとあって、それぞれのチャクラには課題があるとされています。
そして、「自信を持つ、自分のことを信頼する」という課題にあたるチャクラが、第3チャクラなのです。
この第3チャクラがどこにあるかというと、みぞおち付近です。
だから、何か不安なことが起こったりすると、みぞおちが痛くなる経験をした方も多いのではないでしょうか。本当にうまくできているなと思います。
このみぞおちのところ、第3チャクラをちゃんと開く、つまりエネルギーが通るようにするためには何をしたらいいのか。
それを、キャロライン・メイスさんは「自分との約束を守る」と言っているのです。
なぜ「自分との約束」が自信につながるのか
人間というのは、何が一番信じられないかといえば、実は自分が一番信じられないのです。
人を信頼するよりも自分を信頼する方が難しいと思います。ぼくなんか特にそうです。
だから、本当に自分のことを信じられる人というのは、例えばワンピースのルフィのように、「海賊王に俺はなる」と完全に自分のことを信頼しきっている。
自分のことを完全に信頼しきっているから、どんな怖いことでも立ち向かっていける胆力がある。
「胆力」というのは、まさにみぞおちのことです。
そのためには、自分との約束を守ることが大切なのです。
では、自分との約束とは何でしょうか。
例えば、今日1日人の悪口を言わないとか、今日1日何があっても愚痴をこぼさないとか、自分を高めるために何かをするという約束。
あるいは毎日の課題やタスクでもいいと思いますが、そういう自分に対してした約束を、一つ一つ守っていくことが、自信につながっていく。
キャロライン女史は、そう説いているのです。
小さな約束から始める
自信とは何かというと、人より優れているとかそういうことではありません。
それは、どんな場面や環境にいても「自分は大丈夫、自分ならやっていける」という安心感を持つことです。それが本当の自信なのです。
だから、本当に自信がある人というのは、穏やかになるはずなのです。
別に人と比べる必要もないし、大丈夫だと思うから不安になる必要もない。
人の怒りというのは、助けを求める叫びとか、不安の裏返しであることがあります。
でも、自分が大丈夫だと思っているのであれば、別に心穏やかでいられるはずです。だから、威勢のいい人というのは、実は自信がない人だったりするのです。
でも、人との約束よりも、自分との小さな約束というのは、意外に守れないものです。
ついサボってしまったり、つい愚痴を言ってしまったりします。
でも、そういう自分との約束を果たしていくことが、自信につながっていくのです。
愚痴を言わないとか、人を笑顔にするとか、「自分はこういう人間になりたいんだ」ということに対して、それを実行できるのか。
そして、それを評価するのは自分しかいません。
人からの評価を取りに行くことには一生懸命になるけれど、自分が自分の評価を取りに行くとなると、なかなか意外にやらないものです。
だから、こういうのを意識してやっていく。そうすると、本物の自信につながっていく。
そして、「自信」をつけるためには、もう一つの重要な要素があります。
コンフォートゾーンを抜ける=恐れに飛び込む
美容室の電話予約が教えてくれた小さな勇気の価値
「自信」というのは「自分を信じる」と書きます。
でも、どうやったら自分を信頼できるのでしょうか。
さっきも言ったように、残念ながら人間というのは、自分のことが一番信じられない。
そして、これも心の仕組みだから仕方ないのですが、人に対してはいくらでも嘘をつけるけれど、自分には嘘をつけない。
だから、本当の意味で自信のない人が、サブリミナル効果を期待して「俺は自信がある」と100万回繰り返しても、根本の部分はなかなか変わらないのです。
そこで大切になってくるのが、「コンフォートゾーンを抜ける」ということです。
特にぼくたちのあすコロ世代では、
- 「もうアラフォーを過ぎたからこれはできない」
- 「アラフィフになったらこれは無理」
といった具合に、自分に限界を作ってしまいがちです。ぼくにもそういうことがよくあります。
でも、無理だと思ってやらなかったら、自分の限界ゾーンが決まってしまいます。
この「自分の限界ゾーン」を広げていくことが、自分を信頼するもう一つの方法なのです。
ぼくの身近な例でお話ししますと、ぼくは電話をするのがめちゃくちゃ苦手です。
メールだったらいいのですが、自分から電話をかけるのが大嫌い。
卑近な例で恐縮ですが、ぼくを5年以上担当してくれている、若いイケメンのヘアスタイリストさんがいて、これまではネットで予約できていたのですが、諸般の事情で電話でないと予約が取れない状況になってしまったんです。
恐れに飛び込む勇気が自信の源泉になる
ぼくの選択肢としては、
- 苦手意識を振り切って、電話をするか
- 電話が嫌だからネットで予約できる別のスタイリストさんに変えるか
という2つがありました。
大したことじゃないと思われるかもしれません。
電話がすんなりできる人だったらいいのですが、ぼくにとって電話をかけるというのは、めちゃくちゃ不安と恐怖をかき立てられる大事件。
まさに「コンフォートゾーンを抜ける」話なのです。
でも、せっかく何年間か続いてきた縁を、電話ができないというだけで断つのはよろしくないと思い、勇気を振り絞ってその美容室に電話することにしました。
ぼくの勝手なイメージですが、美容室の人は忙しいし、電話がかかってくるのを嫌がるだろうなとか、「うざそうに出られるかな」と色々考えてしまう。
でも、仕方がないと勇気を振り絞ってかけてみると、意外にもすんなり予約が取れた。
「うわ、俺、電話できたじゃん」という感覚になったのです。
コンフォートゾーンを抜けることの本当の意味
しょうもない話なのですが、こういう小さなことでいいのです。
こういうささやかなことでも、今まで抱えていた恐れに向かって飛び込んでいくという経験をすることで、「あ、俺、大丈夫じゃん」という感覚を得られる。
ぼくにとって、自分の「限界ゾーン」を拡げることができたということなんです。
「コンフォートゾーンを抜ける」というと、なんだかカッコつけた言葉のように聞こえますが、別に大したことをする必要はありません。
自分の快適空間がコンフォートゾーンだから、快適なところにいる間は自分の可能性が広がらない。
そこを超えて、不快なところに飛び込むことによって、飛び込んだら大体抜けられるのです。
抜けると、「あ、俺って意外にこれできるじゃん」という感じで、そうしたらまた自分への信頼が広がっていきます。
「俺ってもっと可能性があるんだな」と。
本当の意味での自分に対する信頼は、恐れに向かって飛び込んで抜けた先に感じる安心感なのではないでしょうか。
小さな一歩から始める自信の積み重ね
もちろん、ブラック企業のような環境だったら逃げたほうがいいと思います。
でも、そうではなくて、自分が超えていきたいけれど避けていたものは、やってみるといいのではないでしょうか。
言葉のサブリミナル効果についても触れましたが、これはアファメーションのようなものです。
「俺はついている、ついている」と100万回繰り返せば、ついている気分になります。
逆に「ついていない、ついていない」と不平不満ばかり言うと、そういう現実が引き寄せられるという、ちょっと怪しい話もあります。
でも、本当の自信というのは、そうした言葉の繰り返しよりも、実際に行動を起こして小さな恐れを乗り越えた経験の積み重ねから生まれるものなのではないかと思います。
思考、言葉、行動という創造の3つの道具を、自分を高めるため、目標とするもののために使っていく。
自分はどんな人間になりたいのかを自分に約束した上で、それを実行していく。
そして、ちょっとした恐れに向き合って、コンフォートゾーンを一歩ずつ広げていく。
そんな小さな積み重ねが、いつの間にか本当の自信につながっていくのかもしれません。
まとめ
今回は、自信を育てることについて考えてみました。
年齢を重ねるほど、私たちは無意識に自分の限界を決めてしまいがちです。でも、その小さな壁を一つずつ越えていくことで、本当の意味での自分への信頼を築くことができるような気がします。
何かのお役に立てれば幸いです。
- 自分には嘘をつけないため、言葉だけでの自信向上には限界がある
- 第3チャクラ(みぞおち)は「自分を信頼する」という課題を司り、自分との約束を守ることでそこが開かれていく
- 自分との小さな約束(愚痴を言わない、走るなど)を果たしていくことが、他者からの評価とは無関係に積み上がる自信になる
- 年齢とともに自分に限界を作ってしまいがちだが、これを広げることが重要
- コンフォートゾーンを抜けるのに大きな挑戦は必要なく、電話予約のような身近な恐れで十分
- 恐れを乗り越えた先にある「大丈夫じゃん」という安心感こそが、真の自信の源泉になる
- 思考・言葉・行動を自分を高めるために使う意識が大切
- ブラック企業のような環境からは逃げるべきだが、成長のための恐れは乗り越える価値がある
