「自分には、たいした価値がない」
40代・50代になって、ふとそんなふうに感じてしまうことはないでしょうか。
- 「肩書きがなくなったら、自分には何も残らない気がする」
- 「収入が下がると、自分まで小さくなったように感じる」
- 「人に褒められないと、自分を認められない」
実は、ぼくもそうでした。
というより、今でも完全に抜け出せたわけではありません。
それでも、ここ数年でひとつはっきりしたことがあります。
自己価値が低いと感じるのは、あなたに価値がないからではなく、自分の価値を「外側の物差し」で測ってきたからなんです。
そして、健全な自己価値とは、人と比べて勝つことではありません。
「人がどう思おうが、自分は大丈夫」
という感覚のことなんです。
🔍 自己価値が低いと感じるのは「外側の物差し」で測ってきたから
「いい学校・いい会社・出世」のレールの中で生きてきた
自分の価値を、自分でちゃんと認める。
これは、特にぼくら40代・50代の「あすコロ世代」には、とても難しいことなんじゃないかと思うんです。
ぼくらの多くは、ひとつの明確な「レール」の中で生きてきたのではないでしょうか。
いい学校に行って、いい会社に入って、出世する。
その社会的なステータスが、自分の価値を決める。
そういう考え方の中でずっと生きてきたので、
自分の評価は、外側から与えられるもの
だと、知らず知らずのうちに思い込んでいるんです。
だから、肩書きが外れたり、収入が下がったり、人から認められなくなったりすると、自分の価値まで一緒に下がったように感じてしまう。
物差しが外側にある以上、これは当たり前のことなんです。
ぼくも「売上」で自分の価値を測っていた
偉そうなことを言っているぼく自身が、まさにそうでした。
ぼくはアラフォーで会社を辞め、プログラミングの講座やアプリを作る仕事で独立しました。
8年ほど前に始めたその事業はうまくいきましたが、ピークを過ぎてからは少しずつ勢いがなくなり、あすコロを始めたこともあって、プログラミングの事業は終わらせる方向で考えていました。
売上が下がると自信をなくし、負のスパイラルに入っていく。
つまり、売上で自分の価値を測っていたんです。
ところがその頃、ずいぶん前に販売をやめた古い講座について、「売ってください」という問い合わせが来ました。
アップデートについていけなくなって販売を終えたものなので断ろうとしたら、「古くてもいい、あなたの説明わかりやすいから売ってほしい」と言われたんです。
そのとき、心の中で自分にツッコミました。
「あんただって自分の外側に勝手に振り回されてるやんけ」
「自分で自分の価値を勝手に下げるなよ」
終わらせるべきだったのは、プログラミングの事業ではなく、自分に価値がないと思っている古い自分のほうだったんです。
価値は、自分で自分を認めるところから始まる
本当は、自己価値は外側から与えられるものではなく、自分で自分を認めるところから始まります。
「宇宙の法則」なんて言うと怪しく聞こえますが、大人になって色々なことを経験してくると、自分の思いや考えが現実を作っていく、という話にも、なんとなくうなずけるところがあるんじゃないでしょうか。
信じる・信じないの話にはなりますが、ぼくはそう考えています。
(意識したことがなぜ現実になるのかについては、願望実現アプリGAMBOのブログでも書いていますので、よろしければご覧ください)
自分で自分に「価値がない」という物差しを当てている限り、外側で何かを手に入れても、その感覚はなかなか消えないんです。
💡 健全な自己価値は「比べて勝つこと」ではない
「俺ってすごいやろ」は、実は不足の裏返し
では、自分に価値があると認めるとは、どういうことなのか。
誤解されやすいのですが、それは「俺ってすごいやろ」「俺はリーダーや」と胸を張ることではありません。
誰かと比べないと自分の価値を認められない、というのは、むしろ「足りない」という感覚の裏返しなんです。
健全な自己価値とは、自分は今このままで十分に価値がある、と思えること。
人より上にいるかどうかは、関係ありません。
(「俺ってすごいやろ」と本当の自信の違いについては、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
コップの水があふれると、人は自然に与えたくなる
ぼくもまだ完全に身につけたわけではないので、ここからはつたない経験から感じていることですが、自分の価値をちゃんと認められる瞬間があると、人の心の向きは「奪う」から「与える」に変わるんじゃないかと思うんです。
コップの水でたとえると、わかりやすいかもしれません。
コップの水が満タンになっていないと、「足りひんから、もっと水くれ」と、人から奪う感じになります。
でも、自分は満たされていると感じられると、コップから水があふれる。
あふれた水は、勝手にまわりに流れていくんです。
商売でたとえると、足りていない意識のときは、
- 「少しくらいこすいことをしても、売上を上げよう」
- 「もっと儲けたいから、量を減らしておこう」
という発想になりがちです。
一方で、満たされていると、心からお客さんのためにやろうと思える。
定食屋さんなら、ご飯を少し多めに盛ってあげよう、と自然に思えるわけです。
商売に限りません。
足りていないと、不機嫌をまき散らして「俺の機嫌を取れ」と相手を支配しようとしたりします。
でも、自分の価値を認めていると、自然に笑顔を向けられるし、自然に挨拶できるし、自然に場をなごませることができるんです。
(自分が満たされると、見返りを求めずに人に尽くせるようになる、という話は、こちらの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください)
肩書きが「まっしろ」になって、不思議と穏やかになった
ぼく自身の話をすると、会社員時代は、社会的な地位が上がるほど内面は苦しくなっていきました。
それなのに、「今苦しいのは、まだ地位が低いからだ」と考えて、もっと上を目指していたんです。
それが、アラフォーで会社を辞めて見事に破綻しました。
大手金融機関の管理職という肩書きが、きれいさっぱりなくなったんです。
もっと苦しくなるかと思ったら、逆でした。
社会的地位が「まっしろ」になって、不思議と穏やかな自分がいることに気づいたんです。
外側の物差しで測るものが何もなくなって、初めて、測らなくても自分はここにいる、ということに気づけたのかもしれません。
🌱 なぜ今「人がどう思おうが自分は大丈夫」が必要なのか
流行の緑色の服を、本当に着たいのか
もうひとつ、外側の物差しの話をさせてください。
ぼくが若い頃は、「流行に敏感かどうか」が、イケてるかどうかを測るひとつの基準でした。
これは今でもあると思います。
でも、流行に乗りすぎると、自分の本当の好みに関係なく、
「今年は緑色が流行っているから、緑色の服を着ます」
ということになりがちなんです。
「俺って、ほんまに緑色好きやったっけ?」
と思いながらも、流行っていると言われているから着てしまう。
「みんながこうしているから、自分もそうする」が続くと、自分を見失っていきます。
そして最後には、「上から言われたもの・作られたものに、自分から従っていく」というクセが、知らず知らずのうちに身についてしまうんです。
流行というのは、自然にわいてくるものではなく、もとをたどれば、それを作り出す人の意図から始まっています。
もちろん、その意図がすべて悪いわけではありません。
ただ、流行を追いかけるということは、誰かの意図に乗っかっている、ということでもあるんです。
上からのお手本がなくなる時代に
これから、人の好みや生き方は、ますます多様になっていくと思います。
それ自体はいいことです。
でも、上から言われたことに従うことに慣れていると、
「多様化と言われても、じゃあ俺は一体どないしたらええねん!?」
となってしまうんですよね。
レールも、流行も、上からのお手本も、だんだん当てにならなくなっていく。
そんな時代に必要になるのが、
「人がどう思おうが、自分は大丈夫」
という健全な自己価値なんです。
これは、人の意見を無視するということではありません。
人の目や流行を気にしてしまうのは当然として、それでも最後は「自分はこれが好き」「自分はこれでいい」と自分で決められる、ということです。
🔥 健全な自己価値を高めるために、今日からできる4つのこと
では、具体的にどうすれば「人がどう思おうが自分は大丈夫」という感覚を育てられるのか。
ぼくの考える方法は、次の4つです。
- 自分を測っている「物差し」に気づく
- 小さく与えてみる
- 自分との約束を守る
- 「人がどう思うか」より「自分の好み」で1つ選ぶ
1. 自分を測っている「物差し」に気づく
まずは、自分が何で自分の価値を測っているのかに気づくことです。
- 「今月は売上が下がったから、自分はダメだ」
- 「あの人より肩書きが下だから、自分は負けている」
- 「誰からも褒められなかったから、今日の自分には価値がない」
こんな心の声が出てきたら、「あ、今、外側の物差しで測ってるな」と気づくだけでいいんです。
ぼくの場合、講座の問い合わせのときがまさにそうでした。
気づいた瞬間に、物差しを無理に捨てなくてもいい。
気づくことで、物差しと自分の間に少しすき間ができます。
2. 小さく与えてみる
コップの水の話を、逆から考えてみます。
満たされているから与えられる、のだとしたら、先に与えることで、自分が満たされている感覚を作ることもできるんじゃないかと思うんです。
たとえば、横にいる人に笑顔で「おはようございます」と言ってみる。
たいていは、向こうも笑顔で返してくれます。
逆に、嫌なことを言えば、嫌なものが返ってくるに決まっています。
大きなことをする必要はありません。
笑顔の挨拶ひとつ、ちょっとした気づかいひとつで十分です。
3. 自分との約束を守る
1と2は、外側の物差しとの付き合い方でした。
3つ目は、内側に自分の物差しを1本作ることです。
売上も肩書きも人の評価も、相手や状況しだいで上がったり下がったりします。
でも、自分との約束は、誰かに見られるわけでも、誰かに採点されるわけでもありません。
守ったかどうかを知っているのは、自分だけ。
だからこそ、外側の物差しが入りこむすき間がないんです。
ぼくの場合、そのひとつが筋トレです。
「『筋トレ』ってやりたくないんですよね。しんどいから」
しかも、自分だけとの約束なので、
「サボろうと思ったらいくらでもサボれるんですよね」
それでも「サボりたい」を超えて続けていると、メンタルが以前よりちょっとずつ強くなっていると感じます。
筋トレでなくても、「今日1日、人の悪口を言わない」「愚痴をこぼさない」といった小さな約束でいいんです。
簡単に破れる約束だからこそ、守れたときに「自分で決めたことを、自分はやれた」という手応えが残る。
その手応えは、売上が下がっても、誰にも褒められなくても、減りません。
4. 「人がどう思うか」より「自分の好み」で1つ選ぶ
最後は、流行の緑色の服の話です。
服でも、食べるものでも、休日の過ごし方でもいいので、1つだけ、「人がどう思うか」ではなく「自分が好きかどうか」で選んでみてください。
「これ、ほんまに好きなんやろか?」
と自分に聞いてみるだけでも違います。
小さな選択でも、自分で選んだという経験が、「人がどう思おうが、自分は大丈夫」という感覚の練習になるんです。
いきなり4つ全部やろうとしなくて大丈夫です。
何か1つだけでも、今日から試してみてください。
💡 自分を測る物差しの「正体」を知る
とはいえ、自分がどんな物差しで自分を測っているのかは、自分ではなかなか気づきにくいものですよね。
ここまで「外側の物差し」と書いてきましたが、その物差しは、たいてい親や社会から受け取った価値観でできています。
あすコロでは、占星術を将来の予言ではなく、自己理解のためのツールと考えており、太陽星座を「本当の自分」(自分の生きる目的・使命)、月星座を「偽りの自分」(親や社会から受け取った価値観、無意識の思い込み)として読んでいます。
ぼくの場合は月星座が山羊座で、「社会に認められる成果を出したい」という思いが、まさに外側の物差しになっていました。
肩書きが「まっしろ」になって穏やかになれたのは、その月の思いを手放して、太陽の牡牛座の本来の穏やかさが戻ってきたからなんじゃないかと思っています。
ぼくが作った無料の「使命・性格タイプ診断」では、生年月日を入力するだけで、あなたの「本当の自分」(太陽星座)と「偽りの自分」(月星座)のタイプがわかります。よろしければ、使ってみてもらえるとうれしいです。
あなたの星座に絞って、「本当の自分」と「偽りの自分」をもっとじっくり知りたい方には、1冊まるごと解説したレポートも用意しています。
📝 まとめ
自己価値が低いと感じるのは、あなたに価値がないからではなく、肩書きや収入、人の評価といった「外側の物差し」で自分を測ってきたからなんです。
健全な自己価値とは、人と比べて勝つことではなく、「人がどう思おうが、自分は大丈夫」という感覚のこと。
レールや流行、上からのお手本が当てにならなくなっていく時代だからこそ、この感覚を自分の中に育てていきたいですね。
こんなに偉そうに書いているぼく自身も、まだまだ途中です。
何かのお役に立てれば幸いです。
- 🔍 自己価値が低いと感じるのは、「外側の物差し」で自分を測ってきたから
- 📏 ぼくらの世代は「自分の評価は外側から与えられるもの」と思い込みやすい
- 🥇 「俺ってすごいやろ」は、比べないと価値を認められない不足の裏返し
- 🥛 自分が満たされると、コップの水があふれるように、自然に与えられるようになる
- 👕 流行や「みんながそうしているから」に乗りすぎると、自分を見失う
- 🌱 上からのお手本がなくなる時代ほど、「人がどう思おうが自分は大丈夫」が必要になる
- 🔥 育て方は、物差しに気づく・小さく与える・自分との約束を守る・自分の好みで1つ選ぶ
- 🙆 いきなり全部やらなくていい。何か1つだけでも
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