現実創造の一丁目一番地は、「気づきの中心点に立つ」こと。
このことを、タフティは繰り返し繰り返し伝えてくれています。
刺激に反応するのではなく、もう1人の自分(メタ認知)を立てて、選択する。
これが何より大事もだというわけです。
では、その「気づきの中心点」に立つ時に、何を問うべきだったでしょうか。
- 自分はどこにいるのか
- 何をしているのか
- 意識はどこに向いているのか
でしたよね。
今回は、「現実創造の一丁目一番地」シリーズの最終回として、この3つ目の「意識の向け先」を観察していきたいと思います。
🎭 自分の意識を握っているのは、いったい誰?
無意識に反応しているとき、ぼくたちは内部スクリーンか外部スクリーンに偏っています。
そのときの意識を、誰がコントロールしていたのか、とタフティは問いかけます。
自分ではなかったはずだ、と。
では誰のものだったのか。その答えが「台本」なのです。
では、そもそも「あなた」とは誰なのか。
タフティが言うには、「あなたとは意識そのものである」と。
つまり、意識を自覚できているときは、自分は自分のものです。
一方、自覚できない無意識の状態では、意識が誰かに乗っ取られている。
その「誰か」が台本だ、ということなんですね。
逆に言えば、目覚めた状態で自分の意識をコントロールできるようになれば、思いのままに行動する力が身につく。
それが「現実創造の一丁目一番地」であり、それが出来てスタートラインに立てるというわけなのです。
人生において、誰か他人の台本のもとでむなしく頑張るのか、自分の台本を使うのか。
「自分の台本を使う」ことが、望む現実を創造するということになるのでしょう。
📚 どの現実創造メソッドも、一丁目一番地は同じ
実は、この「現実創造の一丁目一番地」の話はタフティに限ったわけではありません。
エイブラハムやバシャールなど、さまざまな現実創造メソッドがありますが、実はどれも同じことを言っているのです。
🌀 『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』より
「引き寄せの法則の元祖」とも言われる本の中に、こんな趣旨の記述があります。
「すべてはあなたが招き寄せた」と言われると、「エイブラハム、わたしがこんなことを招き寄せたりするわけがない。こんなことは望んでいなかった!」と反論する。
〜(中略)〜
あなたがたが意図的に招き寄せ、引き寄せ、創造しているのではないことはわかっている。それでも、あなたがたは自分で招き寄せ、引き寄せ、創造しているのだ。なぜなら、あなたがたが思考をそちらに向けて、引き寄せているから。あなたがたは「気づかずに」思考を向け、その思考にあなたがたが理解していない「法則」が反応して働き、あなたがたには理解できない結果が生じる。——『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』より
この「気づかずに」の部分が、まさに無意識。つまり「台本」の話ですよね。
🕊️ 『神との対話』より
もう1冊、『神との対話』(ニール・ドナルド・ウォルシュ著)にも、通じる話があります。
20世紀の終わり頃、いまよりもスピリチュアル系がずっと怪しいものと見られていた頃に出された、神とのチャネリングの本です。
さて、いまの自分とこうありたいと望む自分の違いがわかったら、考えと言葉と行動を気高いヴィジョンにふさわしくー意識的にー変えようと決心しなさい。
それには、とても大きな精神的、肉体的努力が必要となる。一瞬も怠らず、つねに自分の思考と言葉と行動を見張っていなくてはならない。つねにー意識的にー選択を続けなければならない。このプロセスは、意識的な人生への大きな一歩だ。そう決意すると、人生の半分を無意識のまま過ごしてきたことに気づくだろう。結果を体験するまで、自分が思考と言葉と行動をどう選んでいるか、意識しないできたということだ。しかも結果を体験しても、自分の思考、言葉、行動がそれと関係あるとは考えない。
これは、そんな無意識な生き方はやめなさいという呼びかけだ。——『神との対話』(ニール・ドナルド・ウォルシュ著)より
ここでいう「気高いビジョン」は、いまのところ「作りたい現実」と置き換えて読んでおけばよさそうです。
どちらも、無意識のまま過ごした結果として起きたことを、「台本」に乗っ取られて反応した結果だと気づかずにいる、という構図ですよね。
だから、現実創造をするには、まず意識的になる必要がある。
この「現実創造の一丁目一番地」は、どのメソッドでも一緒なんです。
🔔 ずっと見張らなくていい。「2つのトリガー」を使おう
ただ、『神との対話』のように、常に常に自分の一挙手一投足を見張るというのは、正直しんどいですよね。
脳が破裂してしまいそうです。
なので、タフティは、「意識をずっと中心点にとどめておこうとする必要はありません」と言います。
代わりに、要所要所で意識的になるための「きっかけ(トリガー)」を使いなさい、と言ってくれているのです。
そのトリガーが「外部トリガー」と「内部トリガー」なのです。
🚨 外部トリガー:何かが起きたら、目を覚ます
外部トリガーは、自分の外側で起きた出来事をきっかけに、気づきの中心点に立つ方法です。
何かが起きたとき、ぼくたちは、ついその出来事に反応したくなりますよね。
前回の整理でいえば、外部の出来事は「反応を引き起こすための衝動」であり、これが今のところの「台本」。
だから、意識を「台本」に持っていかれて、刺激にそのまま反応してしまう前に、「自分を見て現実を見る」という呪文を唱えて、「気づきの中心点」に立つ。
外側で起きた出来事の「直後」に使うトリガー、というわけですね。
出来事は起きてみないとわからないので、タイミングは必然的に「起きた後」になります。
🌅 内部トリガー:何かをする前に、目を覚ます
内部トリガーは、自分が何かをする前に目を覚ます方法です。
こちらは自分から起こす行動が対象ですから、「前」に使えます。
タフティは、この「前に」がポイントだと言います。
やってしまったら、それはもう過去になり、取り返しがつかないからですね。
- 外部トリガー:外で何かが起こった直後に目を覚ます
- 内部トリガー:自分が何かを始める直前に目を覚ます
この2つを意識するだけでも、無意識に流される場面はずいぶん減らせるのではないでしょうか。
🧭 何を観察して、何を選ぶのか
ここまでの流れを、もう一度整理しておきます。
意識の向け先として観察するのは、自分の思考・言葉・行動です。
これらは、タフティでは出てきていませんが、『神との対話』では「現実創造の三種の神器」だと言われています。
では、何のために観察するのか。
ゴールは、先ほど「神との対話」の中で「気高いビジョン」と呼んだ、自分の作りたい現実です。
自分の思考・言葉・行動が、そのゴールの方向に沿っているのか。
それを、気づきの中心点に立って「観察」し、意識的に「選択」する。
この「選択する」は、タフティの本にはまだ明確に書かれていません。あくまで、ぼくの現時点での理解です。
でも、おそらくその方向で合っているのではないかな、と思っています。
そして、四六時中観察する必要はなく、2つのトリガー(外部トリガー・内部トリガー)を意識すればいいとタフティは言っているのです。
意識を向ける先をコントロールできるようになれば、あなたのくだらない日々を少しはコントロールできるようになります。そうすれば、あなたの人生ももうちょっとマシになるかもしれません。(「タフティ・ザ・プリーステス」P25)
タフティの言葉は、なかなか手厳しいですね(笑)。
でも、ここを押さえておかないと、「現実創造なんてできるわけがない」ということなんですね。
🥋 知っているだけでは意味がない。
タフティは、この練習について
こういったことは武術の練習のように、何回も繰り返すことで、できるようになっていきます。それしか方法はありません。(「タフティ・ザ・プリーステス」P25)
と言っています。
法則を知っているだけでは、意味がないということですね。
ピアノと同じで、楽譜が読めるだけでは弾けるようにならない。
実際に何度も練習して、体に覚えさせて、初めて弾けるようになるのです。
「気づきの中心点」に立つトレーニングも同じ。
何度も何度も練習しないと体得できないし、これを体得しないと現実創造なんてできるわけないということなんですね。
ただ、裏を返せば、繰り返せば誰でもできるようになるということでもあります。
ちなみに、こんな偉そうなことを書いているぼく自身も全然できていません(笑)。
なので、皆さんと一緒にトレーニングしたいと思います。
⚠️ タフティからの警告:自慢してはいけない
今回のレッソンの最後に、タフティは大事な警告を発して締めくくっています。
一つ警告しておきましょう。周囲の人たちが眠り続けている間に、あなたは夢の中で目覚めて、明晰さと力を手にしました。だからといって、その優位さを鼻にかけてはいけません。他の人に対して見下したり、恩を着せたりしてはいけません。それができるのは私だけです。なぜなら私はタフティだから。(「タフティ・ザ・プリーステス」P25)
たしかに倫理的、道義的には、よくわかります。
ただ、タフティは単に「自慢すると嫌なやつに思われるから」というしょうもない理由で言っているわけではないはずです。
世の中の仕組みからして、それをやってしまうと、望む現実創造ができなくなってしまう。
おそらく、そういう理由があるのだと思います。
ただ、なぜそうなるのかについては、この段階ではまだ語られていません。
前回から残っている謎もあり、こうして「あとで明かされるはずの謎」が少しずつ積み重なっていっていますが、次回以降、その答えがどこかで出てくるのか、楽しみにしておきたいと思います。
📝 まとめ
今回で、現実創造の一丁目一番地(気づきの中心点に立つ)の学びは一区切りです。
通常の意識状態(無意識)のぼくたちは、台本に意識を乗っ取られた映画の登場人物にすぎません。
そこから目を覚まし、自分の台本を使うために、外部トリガーと内部トリガーという2つのきっかけを活用しながら、思考・言葉・行動を自分の望む現実に沿うよう選んでいく。
それが、次回からの「現実を構築する」パートの土台になります。
- 🎬 通常の意識状態(無意識)では、ぼくたちは台本に従う映画の登場人物
- 🎭 無意識のとき、自分の意識を握っているのは「台本」。「あなた」とは意識そのもの
- 🌟 自分の台本を使うことが、現実創造のスタートライン
- 📚 エイブラハムも『神との対話』も、現実創造の出発点は「意識的になること」で共通している
- 🔔 四六時中の監視は不要。要所要所で使える「2つのトリガー」がある
- 🚨 外部トリガー:外で何かが起きた直後に、「自分を見て現実を見る」と唱えて中心点に立つ
- 🌅 内部トリガー:自分が何かをする直前に目を覚ます(「前に」がポイント)
- 🧭 観察するのは自分の思考・言葉・行動。それが自分の望む現実に沿っているかを見て、意識的に選ぶ
- 🥋 知っているだけでは意味がない。武術やピアノのように、繰り返しのトレーニングで体得する
- ⚠️ 目覚めた優位さを鼻にかけて、他人を見下したり恩着せがましくしたりしない
(次回に続く)
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