「現実を変えたいなら、まず自分の内側を変えましょう」
スピリチュアルや自己啓発の世界では、よく耳にする考え方ですよね。
でも、そもそも「現実」とは何なのでしょうか?
ぼくたちは、目の前に見えている景色や、自分の身に起こっている出来事を「現実」と呼んでいます。
ところが、ロシアのヴァジム・ゼランドさんが書いた『タフティー・ザ・プリーステス』は、冒頭から
「あなたは自己取扱説明書なしにこの世界にやってきました」
と言い切り、その当たり前の認識をひっくり返してくるんです。
🌟 いきなり頭を撃ち抜かれる?『タフティー』の衝撃的な書き出し
😲 「あなたは何も知らずにやってきた」という3つの宣言
「タフティ」というのは、この本に登場する巫女さんの名前です。
そのタフティーが、冒頭でこんなことを言います。
- あなたは自己取扱説明書なしにこの世界にやってきました。
- あなたは自分の考えを持っていると思っていますが、その考えは植え付けられたものです。
- あなたは自分の行動をコントロールできていると思っていますが、実際には行動だけでなく、思考さえもコントロールできていません。
要するに、
「お前は何も知らないままこの世界にやってきた。しかも、自分のやっていることは自分のコントロールでやっていると思っているけれど、それも幻想だよ」
ということなんです。
いやあ、すごいことを言いますよね。
まるで頭をピストルで撃ち抜かれるような衝撃です。
🔥 「力を取り戻す本」が、なぜ「何も知らないよ」から始まるのか
この本のテーマは「現実創造」です。
現実創造というテーマは、いわゆる「怪しい系」ではよく取り扱われますよね。
テーマとしては怪しいのですが、実はこのテーマの奥底に流れているのは、
個人が力を取り戻していく、つまりエンパワーメントしていく
ということなんです。
これまでの組織の世界では、個人は無力だと教え込まれてきました。
ピラミッドの上にいる人の力の支配を受けなければ生きていけない。
そういう考えが刷り込まれてきたんです。
でも本当は、個人はフラットで、みんなに力があり、それぞれが現実創造をしていける。
現実創造メソッドの根底に流れている要諦はこれなんです。
まさに「風の時代」って感じですよね。
そんな本が、いきなり
- 「あなたは自分の取扱説明書すら知らないよ」
- 「自分の思考さえコントロールできていないよ」
と強烈に言ってのける。
ここがタフティーの面白いところです。
もちろん、これは「ぼくたちには何の力もない」という話ではありません。
力を取り戻すために、まず自分がいる世界の仕組みを知るところから始めよう、ということなのです。
それは一体、どういうことなのでしょうか。
⚾ 野球をしているつもりが、サッカーのルールで戦っていた?
🧩 ゲームのルールを間違って教えられてきた
それは、ぼくたちはこれまで、
ゲームのルールを間違って教えられてきた
ということなんです。
本当のゲームは野球なのに、サッカーのルールを教えられて、そのルールでプレーさせられてきた。
それでは点が取れるはずがありませんよね。
野球をするなら野球のルールを知らないといけないわけですが、それを我々は教えられてこなかったのです。
でも、その前に、もっと根本的な疑問があります。
そもそも、自分が今いる場所は、本当に野球場なのだろうか?
野球のルールを知る前に、まず自分がどんな場所で、どんなゲームをしているのかを理解する必要がある。
だから『タフティ』は、まず我々が生きている世界の仕組みから説明してくれているのです。
🏠 目の前の部屋が「現実」じゃないって、どういうこと?
👀 ぼくにとっての「現実」
「現実」と言われたとき、何を思い浮かべるでしょうか。
ぼくの場合は、今自分の目の前に起こっている、目に見える現象です。
例えば、ぼくは「あすコロスタジオ」という名のただの部屋に座って、マイクの前でひとりペラペラ喋っています。
この空間と、喋っている自分の姿。
これがぼくにとっての現実だと思っていますし、多くの方もそう思うのではないでしょうか。
ところが、タフティによると、それは違うのです。
⏱️ 現実とは「一度きりの今、この時点」のこと
タフティによると、
「現実というのは、すでに起こったことでも、これから起こることでもない、一度きりの、今のこの時点のこと」
なんだそうです。
「え、何が違うの?」と思いますよね。
ぼくが思っている現実は、今目に見えている部屋の空間であり、喋っている自分の姿です。
ところがタフティ的に言わせると、目に見えるということは、すでに起こってしまった過去であると。
🎞️ 現実はパラパラ漫画? スクリーンに映った瞬間、それは過去になる
📽️ 現実は「映写機」の側にある
『タフティ』の考え方を、ぼくなりにイメージしてみると、現実は「パラパラ漫画のようなもの」です。
パラパラ漫画は、少しずつ違う絵が描かれた紙を、次々にめくることで動いているように見えます。
一枚一枚の絵は静止している。でも、それを連続して見ると、キャラクターが歩いたり、走ったりしているように見えますよね。
ぼくたちが目の前で見ている世界も、そんなふうに考えられる、というわけです。
今、目の前にある景色。誰かの表情。自分の身体の動き。
それらは、現実という映画を構成する一コマのようなものです。
そして、その一コマがスクリーンに映し出された瞬間には、すでにそのコマは映し出された後のものになっているのです。
映画館を想像すると、もう少しわかりやすいかもしれません。
映写機がフィルムに光を当て、その光がスクリーンに届き、スクリーンには、映像が映し出される。
ぼくたちが普段「現実」として認識しているのは、このスクリーンに映った映像なのです。
🌶️ 目の前の出来事は、いじっても変えられない
現実創造というと、目の前に起こっていることをどうにかして変えようとしたくなりますよね。
でも、目の前に起こっていることはすでに過去なんです。
目の前の映像を見てから「この映像を変えたい」と思っても、その映像はすでに映し出されたもの。
だから、いくら何かしようとしても無理だとタフティは言います。
では、どうすればいいのか。
映し出された結果をどうにかしようとするのではなく、映し出される前の段階に目を向ける必要がある。
パラパラ漫画でいえば、無数のコマや、コマの連なりが用意されているようなもの。
そのなかから、どの映像が選ばれ、どんな現実として映し出されるのか。
そこに実は自分が関わっているとされます。
つまり、自分で選んでいる。
これが、『タフティ』の基本的な考え方なんです。
なかなか独特ですよね。
🧠 無意識でやっていることを、いかに意識的にやるか
🪞 偉そうに言っていますが、ぼくだって同じです
ただし、ここで注意したいのは、「自分が選んでいる」というところ。
ぼくたちは普段、自分の意思で主体的に物事を選んでいると思っています。
でも、実際には、無意識の習慣や思い込みに従って選んでいることも少なくありませんよね。
だから、タフティを読み進めていくと、結局のところこの本のテーマは、
無意識にやっていることを、いかに意識的にやるのか
につながっているんじゃないかと思うんです。
今、ぼくはかなり偉そうに話していますが、ぼくだって同じです。
自分が考えて行動していることが、本当に自分の意図に基づいた、意識的なものなのか。
起きてから寝るまでの間に、意識というものは何万回もあると言われています。
そのうち、一体どれくらいを自分は意識的にやっているのか。
🧭 まずは「自分がどんなゲームをしているのか」を知る
では、意識的にやっていくには、何に意識を向けて、どうやって意図していけばいいのか。
そのためのメソッドの1つが「タフティ」なんじゃないかと思うんです。
そのためには、まず今ぼくらがやっているゲームはどういうゲームなのか。
そのゲームをやっている環境、世界はどうなっているのか。
それを知らないことには、やりようがありませんよね。
だから、タフティは、今の世界の仕組みの説明から始めているんだと思います。
📝 まとめ
『タフティー』は、「あなたは自己取扱説明書なしにこの世界にやってきた」という衝撃的な宣言から始まります。
現実創造のメソッドを学ぶ前に、まず自分がいる世界のルールと、「現実」そのものの正体を知ることが出発点になります。
- 😲 タフティによれば、私たちは「自己取扱説明書なしに来た」「考えは植え付けられたもの」「行動も思考もコントロールできていない」
- 💪 現実創造の奥底に流れているのは、組織の時代から個人が力を取り戻していく「エンパワーメント」
- ⚾ ぼくたちは、本当のゲーム(野球)ではなく、サッカーのルールを教えられてきた
- 🏟️ ルールを知る前に、そもそも自分たちがいる場所がどういう世界なのかを知る必要がある
- ⏱️ タフティーのいう現実は「一度きりの今、この時点」。目に見えているものは、すでに過去
- 🎞️ 現実はパラパラ漫画を映す前の「映写機」の段階にあり、スクリーンに映った時点で過去になる
- 🗄️ 映画の保管庫からどのコマを見るかを、自分で選んでいるつもりでも、実は自分で選んでいるのではない
- 🌶️ 目の前の出来事をいじるのではなく、映す前の段階で「スパイス」を入れる必要がある
- 🧠 タフティの根底のテーマは「無意識にやっていることを、いかに意識的にやるか」
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